☆カネックの知られざる不穏試合③

カネックの不穏試合シリーズ第3弾は、今回は個人的に大注目してる83年1.9&1.16、2週に渡ってトレオで繰り広げられたアンドレ&タンバvsカネック&アグアヨ戦についてイッてみましょう!


【☆】1983年1月9日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽時間無制限3本勝負
□カネック&ペロ・アグアヨ(2-1)アンドレ・ザ・ジャイアント&アブドーラ・タンバ■
①タンバ(ダイビング・ボディ・プレス➡️体固め)アグアヨ
②カネック(リングアウト勝ち)タンバ
③カネック組(アンドレがレフェリーに暴行➡️反則勝ち)アンドレ

《☆マスク》プエブラ製、赤旧ラメ、金ふちどり、頬の模様=おそらくククルカン(外向き)を着用。



まずこの試合が不穏になった理由としまして、それは前回に記載しましたようにアグアヨが語るアンドレに対する不満が理由なのと、82.11.29岐阜での第3回MSGタッグ・リーグ公式戦でコテンパンにやられたことの仕返しの意味があったのでしょう。


ちなみにアンドレアメリカでは日本と違ってベビーフェースの立場だという事は有名ですが、メヒコでもずっとベビーでやってたのがこの83年1月のメヒコ来襲時からヒール=ルードの立ち位置になったそうで、このカードはルードvsルードの構図になったわけです。


ルードvsルードってだけで…荒れる匂いがプンプンプンですね。。。


まず最初の1.9の試合は当時のプロレス月刊誌には掲載されておらず、週刊ファイトにだけ唯一掲載されてます。


それでファイトの報道を観てみるとアンドレが類まれな大流血(普通の流血ではなく大流血)しております。

もちろん、カネック&アグアヨに叩き割られての大流血ではなく、プロレス界ならではのしきたりの自分で切る いわゆる不正流血での大流血ですよ。


大流血してうなだれてるアンドレが右手で不自然になにか隠し持ってる写真が掲載されてるので、これは今々自分の額をカットしたカミソリを持っているので間違いないでしょう。


ですが、大流血のアングルを引き受けたという点が特筆すべき点ではないでしょうか。


他に注目すべき点として、掲載されてる数枚試合写真のほとんどが技らしい技をかけてるショットが無いんですよ。


これは荒れに荒れて普通の試合ではなかったと捉えられるのではないでしょうか。


ファイトの他にメヒコのプロレス誌などでカネックがマスクを剥がされてるショットを見つけたりもしましたし。


エキサイトしてマスクを剥ぐシーンは珍しくないかと思いきや、メヒコは厳しくてマスクに手をかける時ってマスカラ・コントラ・マスカラ戦、あるいらマスカラ・コントラ・カベジュラ戦などのビッグ・マッチ以外では意外と無いっぽいんですよね。


つまりこの一見 普通の試合に思われるこの試合でカネックがマスクを剥がされてるという点も特筆すべき点だと思います。


あとは単純にこのファイトの試合内容の報道文章とゴングの文章を読むと、やっぱり荒れまくったような旨が記載されてますね。


ただ不穏試合になった、セメント・マッチになった、シュート・マッチになった、という記載はどこにも一切ありません。


ってか 不穏試合だとかセメント・マッチだとかシュート・マッチだとかいう いわゆる隠語的な言葉はこの83年当時では使われてませんからね。


プロレス誌にて堂々と使われるようになったのって、第一次UWFの存在でそれとなく浸透して、それを経て新日に返ってきた前田が86年4月に突如組まれたアンドレとのシングル戦にて仕掛けられては返り討ちにしたあの試合が不穏な試合になった事を大々的に報道してからではないですかね?


認識が間違ってたらすみません。


さぁ!そんなこんなでこの試合よりもド派手に荒れまくったアンドレ&タンバvsカネック&アグアヨのレバンチャ戦に続きます。