さて何度も書いてきちゃってますが 改めてこの試合に触れてみましょう!
【☆】1983年1月16日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽時間無制限3本勝負
△カネック&ペロ・アグアヨ(2-1)?(1-1)?アンドレ・ザ・ジャイアント&アブドーラ・タンバ△
①カネック(反則勝ち、10分50秒)アンドレ
②アンドレ(反則勝ち)カネック
③(両者リングアウト、6分15秒)
※③アンドレ(リングアウト勝ち、6分25秒)カネック?
…2通りの報道有り。
《☆マスク》プエブラ製、赤旧ラメ、金ふちどり、頬の模様=アギラを着用。
さてさて、82.11.19から続いた約2ヵ月の間に4試合も続出したカネックにまつわる不穏試合のラストになります!
このアンドレ&タンバvsカネック&アグアヨの判断材料は、この試合をカラーで掲載した当時のデラプロ&別冊ゴング、ならびに購入はしなかったのですが昔々にヤフオクに出品されてたメヒコのプロレス誌を主軸に考察してみました。
まず上記の3誌共に、前週の試合と同様に 技らしい技をかけてるショットがほとんど無いんですよね(汗)
この試合ではアンドレは流血していないようなのですが口の中を切ってます(もしかしたら流血したアグアヨの額を噛みついたりした時の返り血?)、パートナーのタンバが大流血しております(汗)
あとアグアヨも大流血してます。
カネックがまたマスクを剥がされてるショットがありますし。
カネックがアンドレを正面から大きなリアクションで思っきり蹴っ飛ばしてるショットなんかも尋常ではないです。
カネックとアグアヨが2人がかりでアンドレを鉄柱に叩きつけるショットや、ダウンしたアンドレの両足をダウンした相方のタンバの首に巻きつけ、さらにアグアヨがアンドレを上から殴ってるショットなんかも普通を逸脱しております。
さらにはカネック&アグアヨがリング内から2人で同時に飛んでアンドレにダブル・トペ・スイシーダをぶち込んでるショットにはただただ驚愕してしまいます。
…この時代に1人に向かって2人同時飛行によるダブル・トペ・スイシーダを決めるなんて、結構な高度な技になりますよね。。。
アンドレはトペを受けたのはこの試合が初めてではないでしょうかね?!
そしてそして!!
何より特筆すべき点が、この試合でカネックが初めてアンドレをボディ・スラムでぶん投げて史上5人目?の巨人投げを達成するわけです‼‼
ちなみにアンドレを投げた歴代の選手は
①ハーリー・レイス(79年4月に達成)
②アントニオ猪木(80年5月30日に達成)
③ハルク・ホーガン(80年7月頃?に達成)
④スタン・ハンセン(81年9月23日に達成)
❁カール・ゴッチはジャーマンで投げているが、ボディ・スラムでは投げていないのでノー・カウントにしました。
❁ローラン・ボックはスープレックス気味で投げてるがボディ・スラムでは投げていないっぽいのでノー・カウントにしました。
❁ブルーザー・ブロディは証拠の写真や動画が一切無いのでノー・カウントにしました。
❁ストロング小林はアンドレが若い頃に投げているのでノー・カウントにしました。
【✰】ここでカネック以降に公けに大巨人投げを達成した選手を記載してみますね。
⑥長州力(84.6.達成)
⑦ジャイアント・キマラ(83〜4年頃?達成)
⑧アルティメット・ウォリアー(87年達成)
✮他にブラック・ジャック・マリガンが投げてる説がありますが未確認なのでノー・カウントにしました。
ちなみにこの試合のこのカネックの大巨人投げを報じたデラプロの見出しが秀逸で
『 カネック ついにアンドレをぶん投げる 』
でしたネ‼
あのショットはカネックの正面からの顔が写ってないものの、個人的にカネックのベスト・ショット最高峰レベルに入ってます‼
試合後には流血したアグアヨがマイクを持って叫んでるショットもあり、何より印象的だったのが好き放題やられたカネック&アグアヨが去った後に呆然とした表情で立ち尽くすアンドレのショットが 何よりもこの試合のすべてを物語っているのではないでしょうか。
もしも、 願いが、 ひとつ、叶うならば
たぶん存在しないだろうけども
オレは この試合の映像が欲しいです!!
神様ぁーーーーーっ!!!!