★『メヒコの帝王』カネックの魔豹なる記録達。

こんにちは。ここでは自分が子供の頃から大好きなルチャ・ドール カネックの偉大さや記録的な事をつづらせて頂きたいと思います。よろしくお願い申し上げます!

☆カネック的 日本のプロレス・メディア寸評

唐突ですが今回はプロレス・メディアでカネックを良くとりあげてくれたのはどこだ?!的な話しを展開させて頂きますね。


皆さんは80年代当時のプロレス月刊誌を拝見されてましたでしょうか。


自分はもれなく愛読しておりました。


ただ当時は子供なゆえ、各雑誌を毎月(正式には月2回)購入するお金が無かったために立ち読みで終わらせていたケースが圧倒的でしたが。


そのやり残した事…80年代の各プロレス月刊誌を収集する事を10年前から少しづつはじめたんですよ。


それでいま現在はさすがにフルコンプリートまではいきませんが90〜95%コンプする事に成功しました。


対象にしたのはカネックが取り沙汰されはじめた77年半ば以降の


月刊プロレス

DXプロレス


月刊ゴング

別冊ゴング


月刊ビッグレスラー

別冊ビッグレスラー

月刊ザ・レスラー


月刊エキサイティングプロレス

別冊エキサイティングプロレス


週刊ザ・プロレス


週刊ファイト


週刊プロレス


週刊ゴング


週刊ビッグレスラー



に なります。



それでそれらを検証しまして どこのメディアがカネックを良く扱ったか…?と言いますと、ズバリ 



ベースボール・マガジン社系になります。



ベースボール・マガジン社系、つまり月刊プロレス&デラックスプロレスですね。


メヒコに強いゴングは意外にもカネックを冷遇してたきらいが見えます。


個人的な見解としまして、その理由を考察してみると


ゴングの売りはマスカラスだったので、そのライバルを大々的に扱えない


また、ゴングはマニアックなゆえに日本で有名なカネックを差し置いて未だ見ぬルチャ・ドールに重点を置いた


単にカネックが根強い人気が皆無なゆえカネックを大々的に扱っても雑誌の売れ行きに比例しない


ゴング首脳陣達のおメガネにかなう選手ではなかった


…などなどが考えられます。



ビッグレスラーなんかは幾度となく『本誌はカネックに厳しい』と記載してますね。


が、ビッグレスラーはカネックを多々扱ってますし、なによりカネックの良い表情を撮ったベスト・ショットがめちゃめちゃ多いんですよ。


月刊ビッグレスラーの1983年2月号なんてカネックvsドスが巻頭カラー4ページで始まって続いてカネックvsジョージ高野をカラー4ページで掲載し、更にモノクロではvs藤波戦を2ページ扱うという…カネック・マニアにとっては伝説の号なんかもあったりします!!


あとビッグレスラーとエキサイティングプロレスは大手のゴングやベースボール・マガジン社にて掲載した試合のボツになったようなショットで構成された感じの雑誌作りでした。


フリーライターがゴング&ベースボール・マガジン社に持ち込んでそのおこぼれを安く買っていたのでしょうか…?


まあ マニアックといえばマニアックなんですが、…本当に酷い作りが多々あるんですよね。


ピンボケ・ショットも普通に掲載してますし、見切れてたり、フラッシュがたいてないようなショットだったり…大手のゴング&ベースボール・マガジン社ではあり得ないですよね?!


それで何でベースボール・マガジン社がカネックを良く掲載したパターンが多かったか考察してみますと、


ゴングよりもマニアックでない


メヒコではゴングがマスカラスならば、ベースボール・マガジン社はカネック推しがベストと考えた



などの理由からカネックを良い扱いに導いたのではないでしょうかね。


マスカラスの次に有名なメキシカンはカネックしかおらず、(ドスでは弱すぎる)それ以下の選手を大々的に扱っても仕方ないし、メキシコの部で日本でも知名度の高いカネックは商業的にベストだったはずですよね。


あと声を大にして言いたいのはマニアックといえば 週刊ファイト です!


週刊ファイトはカネックに対しても本当にマニアックな記事がめちゃめちゃ多いんですよ。


81年春にカネック&ダイナマイト・キッドの対談インタビューを掲載したり、84年夏の来日時にもインタビューを、85年末にはカネック&ドス・カラスのインタビューを掲載したり!


他にも日本では文字でしか報じられなかったメヒコでのマスカラス&カネックvsシン&コロセッティや81ね4月のカネック組vsバックランド組などの試合もファイトだけ写真入りで報じてたり、カネックのミニ・インタビューだとかマニアックなプチ情報だとか 本当に飽きないんですよ。


さすがにターザン山本氏やGK金澤 克彦氏を育て出した名門メディアです。


ただ、同じプロレス・マスコミの後に新日のブレーン、フィクサーと成り上がったゴマシオこと永島 勝司が、試合内容やフィニッシュ・ホールドを取材しないでテキトーに書いていたとコクッてるあたり、メヒコの試合詳細の信憑性が薄いのが痛いんですよねぇ。。。


あと東スポが出していた週刊ザ・プロレスもかなりのマニアックな実に面白い紙面でしたよ。


カネックに対しても週刊ファイトに匹敵するくらいマニアックな記事、かつカネックの良い記事が多いです。


以上、今回はちょっと長くなりましたが カネックに対する各メディアの寸評でした。


これから各プロレス雑誌のバックナンバーを集めようという方に、あくまでカネック目線でアドバイスさせて頂きますと



①推しは、週刊ファイト

②推しは、ベースボール・マガジン社系のデラプロ&月刊プロレス 

③推しに、週刊ザ・プロレス

次点に、月刊&別冊ビッグレスラー


に、なりますでしょうか。


メヒコに強い週刊ゴングも流石な秀逸なのですが、いかんせんカネックのピークを過ぎた84年5月という遅くに創刊されたのでランキングから外れてしまいましたが、84年5月に以降のカネックの詳細を知りたい方には超絶オススメです!!


かくいう自分は週ゴンっ子であります!



とりいそぎ参考までに。


ではでは。