さて、いままではとことんカネックに関しての事ばかりを書いてきたのですが、今回からちょっした試みで…カネックに関する以外のプロレス・ネタを書いてみたいと思います。
どんなシリーズかと問うならば、あまりら語り継がれていない試合や個人的に大好きなカードが組まれた試合について語っていきたいと思います。
まず初回は以下の逸戦になります。
【★】1990年6月12日、福岡国際センター
▽IWGPヘビー級選手権試合、60分1本勝負
△《王者》ビッグバン・ベイダー(両者反則、22分11秒)スタン・ハンセン《挑戦者》△
※この試合は自分のなかでプロレス史上ナンバーワンの試合になります。
4ヵ月前に行われた伝説の喧嘩マッチと化した東京ドームの再戦となった試合です。
当時の週プロ&ゴングにも記載されてましたが、東京ドームよりも本当に凄い試合と化したにも関わらず、この試合があまり語り継がれていないのは当時の放送でほとんどカットされたからでしょうか。
自分は直後に出回ったファンの隠し撮り生撮影映像を入手して観てましたが、後にCSでノーカット放送され、DVD化もされているので晩年に観た方は多々いらっしゃるのではないでしょうか。
しかし残念ながら一番良いカメラアングルは素人による生撮影版であり、あれほどリアルな臨場感あふれる映像は他にありません。機会がありましたら入手して観て頂きたい逸品であります。
試合は単純に言うと、ド迫力な行き過ぎぬ喧嘩マッチと言ったところでしょうか。
本当に凄い。
とにかく凄い。
新帝王のベイダーとナウリーダーのハンセンの激烈な意地の争い!
スキを与えない両者肉弾相撃つ連続で両者クタクタの大激戦となります。
意表をついたハンセンの元祖ラリアットが2発も火を吹けば、ベイダーもビッグバン・クラッシュやアバランシュ・ホールドなどで徹底して追い込みをかけます。
格闘技やアンチ、世間に対してこの試合を見せれば胸を張ってぐぅの音もでさせないくらいのザッツ・プロレスが凝縮された史上類まれなプロレス・ファンがプライドを賭けて誇るべき逸戦中の一戦であります。
嗚呼…あの頃のすべてに泣きたくなる。。。