さてさて カネックのマスクの頬の模様の隙間に生地とふちどり以外の第3のカラーがほどこされるようになったのは85年9月のメキシコ大地震明けからが最初だと認識しているのですが、鳥の仮面を被った人の横顔=イカルスの戦士と言われているデザインが描かれているオンブレ・アギラは'83 IWGP決勝リーグ戦シリーズでも確認できてるわけです。
詳しくは5月9日、姫路でのvsアンドレ戦、5月10日、仙台でのvsホーガン戦、5月11日、福島でのvsカーン戦らで着用したプエブラ製、金旧ラメ、赤ふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラのマスクで 人が被ってる鳥の仮面の目に黒色があてがわれております。
そもそもオンブレ・アギラが初お披露目された頃の81年夏のアメリカ初進出となったvsマリオ・バレンズエラ戦でのプエブラ製、金旧ラメ、赤ふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラ(内向き)や本格的に使われるようになった82年2月のvsドン・コルレオーネのプエブラ製、ピンク旧ラメ、銀ふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラ(内向き)、年末のメヒコでのvsG高野戦でのプエブラ製、銀旧ラメ、黄緑ふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラには鳥の仮面にも人の横顔にも目は入っておりませんでした。
それが'83IWGPの頃には鳥の仮面だけに目が入り、84年2月に開催されたメキシコ・プロレス誌の受賞パーティーや夏に来日した際にも着用したプエブラ製、青シルク、赤ふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラでは鳥の仮面の目には黒星が、さらに人の横顔にも銀色っぽい目が入っているのが確認されてます。
ちなみにこのマスクでは85年9月に先駆けて隙間のギザギザ模様&三日月みたいな部分に第3のカラー、金色がほどこされております。
85年6月頃のスコルピオにレバンチャを果たすべく抗争している時期に着用したプエブラ製、銀旧ラメ、ワインふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラには鳥の仮面&人の横顔 共に黒色の目が入っております。
同年末の'85IWGPタッグ・リーグ戦シリーズに来日した際には、ゴングや週プロのグラビア・スタジオ特写で着用された有名なプエブラ製、ピンク旧ラメ、銀ふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラでは鳥の仮面の方だけ黄緑の目が入ってますね。
同シリーズのマードック&スーパースター組との公式戦で着用したプエブラ製、金新ラメ、青ふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラも鳥の仮面の方だけ黒色の目が入っております。
85年8月に発売された週刊ゴング内の当時のプロレス・マスクショップのカラー広告には金新ラメ、紫メタリックふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラ、鳥の仮面に黒の目が入ってるマスクが掲載されてますが、あれはおそらく85年IWGP&WWFチャンピオン・シリーズ中に着用されたものか、もしくは前年84年秋頃に同配色のマスクが着用されてるのでその頃のマスクを85年5月に来日した際に持参して流通したものと思われます。
統括しますと84年2月にお披露目されたプエブラ製、青シルク、赤ふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラ、鳥の仮面に黒の目、人の横顔に銀の目、ギザギザ&三日月が金色のマスクがあっぱれだったかなぁと思いますね。
ギザギザの部分が染められてるとカッコ良くもあるのですが、うるさくもあり、この辺は好みが分かれそうですね。
前にも書きましたが、オンブレ・アギラはあまりビッグ・マッチに使用されなかったりして、いまいちインパクトに欠ける頬の模様になってますが、配色によってはかなりの彩美を放ったカッコ良いデザインですよね!