★『メヒコの帝王』カネックの魔豹なる記録達。

こんにちは。ここでは自分が子供の頃から大好きなルチャ・ドール カネックの偉大さや記録的な事をつづらせて頂きたいと思います。よろしくお願い申し上げます!

☆カネックの日本人選手とのタイトル戦データ

追加でカネックが日本人選手と関わったタイトル戦のデータを記載させて頂きますね。



【①】1979年4月22日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽NWFヘビー級選手権試合、時間無制限3本勝負
《王者》◯アントニオ猪木(2-0)カネック●《挑戦者》
①猪木(イス攻撃➡️反則勝ち、11分40秒)
②猪木(ブレーン・バスター➡️体固め、7分50秒)
※猪木が21度目の王座防衛に成功。
《☆マスク》アントニオ・マルティネス製、赤旧ラメ、金ふちどり、頬の模様=山羊を着用。


【②】1979年12月19日、パラシオ・デ・ロス・デポルテス
▽UWA世界ヘビー級選手権試合?賞金マッチ?、時間無制限3本勝負
◯カネック(2-1)長州力
①長州(サソリ固め、7分17秒)
②カネック(リフトアップ〜シュミット式バックブリーカー⇨体固め、?分?秒)
③カネック(フライング・ボディ・アタック➡️体固め、?分?秒)
《☆マスク》アントニオ・マルティネス製、金旧ラメ、赤ふちどり、頬の模様=山羊を着用。


【③】1981年2月23日、アレナ・プエブラ
▽UWA世界ヘビー級選手権、時間無制限3本勝負
《王者》○カネック(2−1?)ストロング小林●《挑戦者》
※王座防衛に成功。
《☆マスク》プエブラ製、おそらく赤旧ラメ、金ふちどり、頬の模様=山羊を着用。


【④】1981年3月22日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽UWA世界ヘビー級選手権、時間無制限3本勝負
《王者》◯カネック(2-1)ストロング小林●《挑戦者》
①小林(ワンハンド・バックブリーカー➡️体固め、?分?秒)カネック
②カネック(逆さ押さえ込み、?分?秒)小林
③カネック(アルゼンチン式背骨折り、?分?秒)小林
原爆固めの報道もあり
※王座防衛に成功。
《☆マスク》プエブラ製、赤旧ラメ、金ふちどり、頬の模様=山羊を着用。


【⑤】1981年5月1日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽UWA世界ヘビー級選手権試合、時間無制限3本勝負
《王者》◯カネック(2-1)藤波辰巳●《挑戦者》
①カネック(ブレーン・バスター➡️体固め、9分7秒)藤波
②藤波(回転足折り固め、6分2秒)カネック
③カネック(藤波のドロップキックがレフェリーに誤爆➡️反則勝ち、6分5秒)藤波
※王座防衛に成功。
《☆マスク》プエブラ製、緑旧ラメ(草ラメ)、金ふちどり、頬の模様=火の神を着用。


【⑥】1982年6月10日、アレナ・パチューカ
▽UWA世界ヘビー級選手権試合、時間無制限3本勝負
《王者》◯カネック(2-1)長州力●《挑戦者》
※王座防衛に成功。


【⑦】1982年7月25日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽UWA世界ヘビー級選手権試合、時間無制限3本勝負
《王者》△カネック(1-1)長州力△《挑戦者》
①カネック(体固め、?分?秒)長州
②長州(足4の字固め、?分?秒)カネック
③(両者リングアウト、?分?秒)
※王座に成功。
《☆マスク》プエブラ製、銀旧ラメ、緑ふちどり、頬の模様=ククルカン(内向き)を着用。


【⑧】1982年8月1日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽UWA世界タッグ王座決定トーナメント決勝戦、時間無制限3本勝負
長州力&グラン浜田(2-1)カネック&ベビー・フェース●
①長州(両者リングアウト、13分9秒)カネック
②浜田(回転エビ固め、9分50秒)フェース
※長州&浜田組が初代王者組になる。


【⑨】1982年8月6日、アレナ・ネサワルコヨ
▽UWA世界ヘビー級選手権試合、時間無制限3本勝負
《挑戦者》◯長州力(2-1)カネック●《王者》
①カネック(サイド・バスター➡️体固め、7分20秒)長州
②長州(パイル・ドライバー➡️体固め、4分16秒)カネック
③長州(カネックのトペがレフェリーに誤爆➡️反則勝ち、5分47秒)カネック
※王座陥落。長州が第7代王者となる。
《☆マスク》プエブラ製、銀旧ラメ、紫メタリックふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラ(外向き)を着用。


【⑩】1982年9月26日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽UWA世界ヘビー級選手権試合、時間無制限3本勝負
《挑戦者》◯カネック(2-1)長州力●《王者》
①長州(パイル・ドライバー➡️体固め、?分?秒)カネック
②カネック(サイド・バスター➡️体固め、?分?秒)長州
③カネック(ギロチン・ドロップ➡️体固め、?分?秒)長州
※ダイビング・ボディ・アタックの説も有り
※1ヵ月半振りに王座奪回。第8代王者となる。
《☆マスク》プエブラ製、赤旧ラメ、金ふちどり、頬の模様=ククルカン(内向き)を着用。


【11】1982年10月29日、?
▽UWA世界ヘビー級選手権試合?賞金試合?、時間無制限3本勝負
◯カネック(2-1)ジョージ高野
①カネック(ラリアット➡️体固め、14分1秒)
②高野(フライング・ボディ・アタック➡️体固め、7分23秒)
③カネック(逆さ押さえ込み、5分37秒)
※カネックが賞金を獲得。
《☆マスク》プエブラ製、銀旧ラメ、黄緑ふちどり、頬の模様=オンブレ・アギラ(外向き)を着用。


【12】1983年2月20日、ビジャエルモサ
▽UWA世界ヘビー級選手権試合、時間無制限3本勝負
《王者》◯カネック(2-1)平田淳二●《挑戦者》
※王座防衛に成功。


【13】1983年4月23日、アレナ・ソチミルコ
▽UWA世界ヘビー級選手権、時間無制限3本勝負
《王者》◯カネック(2-1)平田淳二●《挑戦者》
※王座防衛に成功。
《☆マスク》プエブラ製、青旧ラメ、銀ふちどり、頬の模様=山羊を着用?


【14】1983年5月1日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽UWA世界ヘビー級選手権、時間無制限3本勝負
《挑戦者》◯藤波辰巳(2-1)カネック●《王者》
①藤波(サイド・スープレックス➡️体固め?分?秒)カネック
②カネック(ブレーンバスター➡️体固め、?分?秒)藤波
③藤波(カネックのトペを藤波が交わしてレフェリーに誤爆➡️反則勝ち、?分?秒)カネック
※王座転落。藤波が第9代王者となる。
《☆マスク》プエブラ製、赤旧ラメ、金ふちどり、頬の模様=山羊を着用。


【15】1983年6月12日、エル・トレオ・デ・クアトロ・カミノス
▽UWA世界ヘビー級選手権、時間無制限3本勝負
《挑戦者》◯カネック(2-1)藤波辰巳●《王者》
①カネック(ジャンピング・エルボー・ドロップ➡️体固め、8分13秒)
②藤波(ブレーン・バスター➡️体固め、2分30秒)
③カネック(藤波のドロップ・キックがレフェリーに誤爆➡️反則勝ち、9分35秒)
※1ヵ月振りに王座奪回。第10代王者になる。
《☆マスク》プエブラ製、金旧ラメ、赤ふちどり、頬の模様=ククルカン(外向き)を着用。

☆カネックの日本におけるタイトル戦

今回はカネックが日本で行われたタイトル戦のデータを記載させて頂きますね。




【①】1979年5月30日(水)、大阪府立体育会館
第8試合(セミファイナル)
WWF認定Jr.ヘビー級選手権試合、61分1本勝負
《王者》△藤波辰巳(両者リングアウト、20分36秒)カネック△《挑戦者》
▽5分延長戦
藤波辰巳(時間切れ)カネック△
※藤波が19度目の王座防衛に成功。
《☆マスク》アントニオ・マルティネス製、赤旧ラメ、金ふちどり、頬の模様=6/7(蔵前)vs藤波戦

⭕この試合は前年に初来日を果たして最終戦をボイコットして幻になった因縁のカードでした。
ちなみにこの一戦はMSGリーグ戦シリーズ中に行われた異例のタイトル戦になります。
しかも両者共に公式戦に参加しているのにも関わらずタイトル戦が組まれるという…。
ノーTVで行われたのが惜しくて惜しくてどうしようもない試合であります。
カネックの日本におけるベストバウトかもわからない試合だというのに…。
以前、藤波のDVD−BOXが発売されましたが、発表された時点の収録カードになぜかこの試合が明記されてたんですよ。
おそらくゴング関連の関係者が隠し撮りした映像が現存してるのではないかと私はにらんでいる次第です。



【②】1979年6月7日(木)、蔵前国技館
第7試合(セミ・ファイナル)
WWF認定Jr.ヘビー級選手権試合、61分1本勝負
藤波辰巳(カネックのダイビング・ボディ・アタックを下からドロップ・キックで迎撃➡️体固め、17分2秒)カネック●
※藤波が20度目の王座防衛に成功。
《☆マスク》アントニオ・マルティネス製、金旧ラメ、赤ふちどり、頬の模様=5/30(大阪)と同じタイプを着用。

⭕この試合は一週間前の大阪の再戦だったわけですが、序盤が静かでちょっとつまらない試合になります。
ちなみに以前のGスピリッツにメヒコではタイトル戦はグランド・テクニックやジャベなどの技術で争う事が暗黙の了解の為、並びに王者の負傷箇所を攻めてはならないという暗黙のルールの為にカネックが攻め切れず静かな展開になり、それを察した藤波が『思い切って来いよ!』的に掟破りのマスク破りを仕掛けカネックに火をつけて中盤から盛り上がった…と書いてあったのですが、このマスク破りの直後にカネックが流血するのですが、当然プロレス的の不正流血なのであらかじめカミソリを用意して自分でカットするシーンを確認できたわけです。
つまりこの流れは予定通りのアングルだったと思うのですが、ここらへんどうなのでしょうかねぇ。
ちなみにちなみにカネックが日本で流血するのはこの試合と92.8.24(後楽園)でのジェイソン・ザ・テリブル戦の2試合のみであります。


【③】1984年7月5日(木)、大阪府立体育会館
WWF認定インターナショナル・ヘビー級選手権試合、60分1本勝負
第8試合
藤波辰巳(バックドロップ➡️体固め、10分41秒)カネック●
※藤波が3度目の王座防衛に成功。
《☆マスク》プエブラ製、青シルク、銀ふちどり、頬の模様=アギラを着用。

⭕この試合の後に藤波は長州ともシングルでやり、つまりダブルヘッダーの試合となるという超絶屈辱的な試合であります。。。
試合は暑かった理由と年代的に脂の乗った年齢という事もあって重い感じのダラダラした試合展開になり、そのまま藤波のあの腰砕けの説得力の無い軽いバックドロップにて無惨にも敗北を喫してしまいます。
収穫は、カネックのいで立ちが青い翼リスマルクばりの華麗な青&銀色を基調とした綺麗なマスク&コスチュームだったことと、終盤に放ったトペ・スイシーダが圧巻だったこと、それと珍しいカネックのフィッシャーマンズ・スープレックスが見れたことでした。

☆カネック的『たら・れば』問答

以前にもつづったのですが、最近また



カネックが全日に上がっていたら新日みたいな酷い扱いではなく重宝されたはず


マスカラスのライバル等として良い扱いをしてくれたはず



という意見を拝見したので私的見解をつづらせて頂きますね。



馬場さんは果たして本当にカネックを良く扱かってくれたでしょうか…?


マスカラスとのシングルなんかは確かに実現したかと想像できますが、長い抗争には展開しなかったように思いますし、


単純に《扱いが良い=勝たせてくれる 》としたならば カネックが勝たせてもらえる相手は 大熊元司グレート小鹿マイティ井上石川敬士佐藤昭雄、渕 正伸、ウルトラセブン大仁田厚、阿修羅 原、鶴見五郎越中詩郎三沢光晴といった中堅&若手選手達に勝たせてもらっても 試合内容が白熱するとは思えないし、あのカネックの惰性に満ちた試合を重ねると


新日に押されてた頃の昔の全日のイメージというか、のどかなのんびりとした …やもすれば退屈な試合しか展開出来なかったのではないでしょうかね。


そんなカネック観て嬉しかったですかね…?


ドス・カラスのような ちょっとぼっちゃん的で野性味の薄いルチャ・ドールならばそれでも満足するでしょうが、鉄人テーズ&神様ゴッチ&人間風車ロビンソンに仕え、3人に認められたほどの向上心あふれるカネックのような実力派選手ならば


…扱いがあまりに酷かったとはいえ、ストロング・プロレスを掲げ、味のある実力者達と数々の夢の対決が実現した新日に参戦してくれて良かったなぁと オレは思ってます。


オレだってカネックの扱いがあまりに酷かったことには心底腹ただしくて仕方ないですよ。


ですが、新日と全日のどっちに参戦したほうが良かったか?という二者択一を迫られれば オレ的には新日で超満足している次第です。


それに馬場さんは小さい選手&メキシカンを嫌ってましたし、カネックは全日に行ってたら相当小柄でしょうから そういう意味でも全日に行ってたら本当に扱いが良かったのか疑問が残りますよね。


そりゃあ カネックが最強タッグやグランド・チャンピオン・カーニバルに出場して タッグやシングルで新日では叶わなかった ファンクス、ハーリー・レイス、ニック・ボックウィンクル、ディック・スレーター、テッド・デビアス、リック・フレアー、リッキー・スティムボート達と肌を合わすのは超絶観たかったですよ。


でも新日に参戦して 猪木、藤波、坂口、長州、S小林、カーン、前田、M斎藤、上田、R木村、浜口、 アンドレ、シン、ハンセン、マードック、アレン、ホーガン、スーパースター、アドニス、ブラボー、ワンツ、スタッド、ブロディ、スヌーカらとの対戦が実現した喜びのほうが大きいですし、悔いが残ってないです!!


ま、どのジャンルでも『たら・れば』問答はやったらキリが無くなりますよね(汗)



失礼しました!

☆IWGPの呪い…ではない話し

さて待望の開幕を果たしたプロ野球ペナントレースですが、一途に応援すること33年、我が親愛なる昨年優勝したオリックスがよもやの低堕落にて私は早くも今季絶望感に苛まされている次第であります。


開幕前の専門家の方々からの予想ではオリックス今年も優勝あり得る!と優勝候補に挙げられていたわけですが、ここで嫌な予感がしてたんですよ。


そもそもオリックスは2008年に大躍進して2位になり翌2009年に優勝候補に挙げられた時や、最後の最後まで優勝争いしながらも成し得なかった2014年の翌年の2015年、その他もう1回優勝候補に挙げられた年に限ってまさかの最下位になってるんですよ。


なので昨年優勝した良い流れが残ってて今年も優勝あり得るぞ!とうたわれた時に『ヤバい!!(汗)』と危惧した次第なんですが…昨年は優勝まで果たしたんだし、そこまでおちるわけないよなと思ってたらジンクス通りになっちゃいました。。。


まぁまだ開幕して間もない時期ではありますけども。。。


そんなこんなで呪われた話しの流れでいきますが、カネックも幾度か参加したIWGPシリーズは言わずと知れたいわゆる呪われたシリーズで超絶有名でしたね。


プロレス界を牛耳るプロレス連合の巨大組織NWAを半目にし、新たな連合組織『IWGP』を建国するべく開催されたわけですが、その巨大組織からの手痛い仕返しとも言える呪いがかかったかのように


IWGPに参加した各国の団体のプロモーター代表が毎年亡くなり続け、参加した選手が怪我に見舞われたり帰国した後に事故に遭ったり何かしらの形で途中欠場したり、シリーズ開催中には何かしらの不穏な出来事がおきたりして…あまりに縁起が悪いということで88年にはリーグ戦やトーナメントをとりやめたにも関わらず不穏な出来事が起こり、遂に88年を最後にシリーズ名からIWGPの文字を外したといういわくつきの呪い…



ここでどんな呪われかたをしたのかおさらいしてみましょう。



《①》1983年『 第1回 IWGP決勝リーグ戦シリーズ』

【シリーズ中に亡くなったプロモーター】
※フランク・タニー氏

【欠場】
※ディノ・ブラボー(父が死去し急遽帰国)
※オットー・ワンツ(右膝を負傷し途中帰国)
※長州&浜口が途中欠場

【出来事】
※優勝戦にて猪木が失神KO負け
※長州&浜口が新団体設立に関与して辞表提出騒ぎ


《②》1984年『 第2回 IWGP決勝リーグ戦シリーズ』

【シリーズ中に亡くなったプロモーター】
※ビンス・マクマホン氏(WWF代表)

【欠場】
※ビッグ・ジョン・スタッド(負傷して途中帰国)

【出来事】
※優勝戦の蔵前で観客の暴動発生



《③》1985年『 IWGP & WWF チャンピオン・シリーズ 』

【シリーズ中に亡くなったプロモーター】
※吉原 功(国際プロレスを経て新日に加わった直後だった)

【欠場】
※ロン・ミラー(不参加)
※マスクド・スーパースター(右膝?を負傷し途中帰国)
キングコング・バンディ(謎の途中帰国)

【出来事】
※シリーズ全般的に観客の不入り
※このシリーズを持ってWWFと絶縁(ホーガンは新日最後のシリーズとなる)



《④》1986年『 86 IWGPチャンピオン・シリーズ』

【シリーズ中に亡くなったプロモーター】

【欠場】
※ドス・カラス(3戦参戦したのみで右腕を怪我して途中帰国)
藤波辰巳(vs前田戦の怪我の影響にて終盤戦欠場)

【出来事】
※猪木がスキャンダル発覚⇨坊主頭に
※ケリー・フォン・エリックが参加し帰国した直後に交通事故に遭って両足首切断
アンドレ・ザ・ジャイアントが新日最後のシリーズとなる


《⑤》1987年『 87 IWGPチャンピオン・シリーズ』

【シリーズ中に亡くなったプロモーター】
※フランシスコ・フローレス氏(UWA代表)

【欠場】
※前田 日明(大流血&助骨骨折にて途中欠場)
※藤波 辰巳(左足けい骨剥離骨折にて途中欠場)

【出来事】



《⑥》1988年 『 88 IWGPチャンピオン・シリーズ 』

【シリーズ中に亡くなったプロモーター】

【欠場】
※藤波 辰巳(左足首捻挫にて一時欠場)
※カネック&ドクトル・ワグナーJr.がビザ取得の関係で少し遅れて途中参戦

【出来事】
※3年振りに新日に復帰参戦したアドリアンアドニスが帰国直後に交通事故に遭って死亡。
※猪木、全シリーズ欠場。



大雑把に挙げさせて頂きますと上記の通りでしょうか。


うがった見方をして…呪いなんかではなく、呪いに見せかけて他殺されたり何か誰かを仕込んで意図的に選手が怪我したりでもしたのでは…などとも考えられなくもないでしょうが、その可能性は極めて薄いでしょうね。。。


いやぁ 本当に怖いですね。


ちなみにカネックはIWGPシリーズには83年&85年&88年の3回参加してるわけですが、83年と85年は共に来日直前にUWA世界ヘビー級王座から転落しての来日となってるんですよ。


逆に88年は来日直前に王座奪回してますけども。


83年と85年の来日直前の王座転落の内幕は、団体側がトップ・スターに1か月間もの期間を留守にされると商売あがったりになるので王者から転落させてベルトを置いてってもらい、その間 別の選手を使ってタイトル戦をやれる……という理由で王座転落してから来日するのがお決まりだったらしいですけども、とくに85年はスコルピオを相手にベルトを明け渡してるあたりうなづけますよね。


ちなみに83年の時は相手は藤波でした。


1か月前の4.3蔵前にて長州戦に敗れた直後の傷心の藤波がIWGPを無断欠場して無断でメヒコへ行き、IWGP参加直前にカネックから王座を奪ってIWGPの価値を落としてフロントが激怒したと報じられてましたが、 


その4.3蔵前決戦の前の月刊プロレス誌のメキシコ通信のコーナーにグラン浜田が4月下旬から藤波がサーキットに入ることを語っているので、長州に敗れて傷心しフロントに無断でメキシコに行きカネックから王座を奪ったというのも やっぱりアングルであり、


カネックが83年&85年にIWGP参加直前に王座転落したというのも いわゆるIWGPの呪いではなく 単なるアングルだったわけでした。

☆カネックのマスクの頬の模様シリーズ⑥

今回は火の神ですが、火の神って単純にかっこいいですよね!


このデザインはアントニオ・マルティネス製時代の78年夏頃に制作されたわけですが、それがプエブラことアレハンドロ・ロドリゲス氏に受け継がれ、82年2〜3月のコルレオーネと抗争していた時期くらいまで使用しているのが確認されてます。


何故かその時期以降は見られなくなったわけですが、理由はなんだったのでしょうね…?


アレハンドロ氏のマスク職人としての対抗意識からくる意地が封印に至らせたのでしょうかね…?


火の神で思い出深いのは、自分がいまは亡き父にはじめて買ってもらったプロレス雑誌が当時の月刊プロレスだったのですが、その当時の月刊プロレス誌のモノクロ巻頭ページに4ページに渡って掲載された81.12.4(郡山)での第2回MSGタッグ・リーグ公式戦、ハンセン&マードックvsカネック&マキナの試合で あのハンセンに真正面からド迫力のドロップキックをブチ込んでいるショットが衝撃的だったんですよ。


他にもマードックめがけてチョップ振り落としているショットにも惹かれたものです。


あの時から次第にカネックに興味を惹かれていったわけであります。


肝心のマスクの配色は、白黒だったのでハッキリとわからないのですが、おそらくは金旧ラメ・小豆ふちどりという配色だと思います。


同シリーズでは緑旧ラメ・赤ふちどりとピンク(新)ラメ・黄緑ふちどりと思われるマスク、そしてグレーに近い銀旧ラメ(玉虫ラメ?)赤ふちどりの火の神を着用しているのが確認されてますが、もしかしてこのグレーに近い銀旧ラメ・赤ふちどりでしょうかね…?


コルレオーネとの抗争で着用した火の神の配色はおそらく銀旧ラメ・黄緑ふちどりだと思われます。


これもまたカッコ良いんだよな〜(白黒なんですけども)。

☆カネックのマスクの頬の模様シリーズ⑤

今回はオンブレ・アギラについてイッてみたいと思います。


オンブレ・アギラは個人的に一番評価が低いんですよねぇ。


理由は、単純にあまりパッとしないと言いますか…。


なんか 強さを象徴しているイメージが弱冠弱いんですよね。


色合いによって非常にカッコ良く感じるマスクもあるんですけどもね!


オンブレ・アギラとはイカルスの戦士とか国を守るために外敵から闘った戦士達らしいのですが、そういう意味ではメヒコの砦であるカネックにピッタリなんですけども。


また、カネックが大一番でオンブレ・アギラのマスクを着用していないのもインパクトに欠ける要因のひとつではないでしょうか。


大一番で着用しなかったという事は、カネック自身がオンブレ・アギラを好んではなかったのかもわかりませんね。


オンブレ・アギラでインパクトのあるマスクを挙げさせて頂きますと、82年10月にカネックの王座にジョージ高野が挑戦した試合(王座戦ではなく賞金マッチ?)で着用したプエブラ製・銀旧ラメ・黄緑ふちどりのマスク。

85IWGPタッグ・リーグ戦中盤にて着用し、ゴングや週プロのグラビアにてスタジオ特写した際のプエブラ製・ピンク旧ラメ・銀ふちどりのマスク。

83IWGPシリーズの公式戦、vsアンドレ戦、vsホーガン戦、vsカーン戦にて着用したプエブラ製・金旧ラメ・赤ふちどりのマスクぐらいしか思い浮かびませんねぇ。


あ、88.11.27(トレオ)でのベイダーとの初シングル戦にて着用したプエブラ製・銀旧ラメ?・黒ふちどりもオンブレ・アギラのマスクで、プエブラ最後のマスクになったっぽくあれも挙げさせてください。

あ、あと82.8.6(ナウカルパン)で王座奪われた時のvs長州戦で着用したプエブラ製・銀旧ラメ・紫メタリックふちどりと、同年末の第3回MSGタッグ・リーグ戦シリーズにて着用したプエブラ製・銀旧ラメ・緑ふちどり、85年春にスコルピオらを相手にした時のプエブラ製・銀旧ラメ・ワインふちどりなんかも良かったなぁ。

☆カネックのマスクの頬の模様シリーズ④

今回はチャクモールについて。


チャクモールは一番品があってカッコ良いことはカッコ良いのですが、スマートすぎて荒々しいカネックにちょっと不釣り合いでちょっとピッタリこないんですよねぇ。


カネックがルードではなくリンピオなら美しくカッコ良くピッタリなのでしょうけども、カネックは生粋のルードの帝王ですからねぇ。


そういう意味ではチャクモールの真逆的なククルカンがピッタリのデザインという事になりますかね。


ククルカンは荒々しく手強いイメージが漂うデザインですからカネックのイメージに沿ってますね。


チャクモールのデザインは超絶 芸術的で凄く良い事は重々実感してますけども。


チャクモールもまた神様=地球外生命体に生贄をささげる絵らしいですから 超絶 神秘的ですよね!


チャクモールのようなゴチャゴチャしたデザインの場合はマスクの生地が金か銀で、ふちどりの色の方が濃いものが美しくしっくりきますよね!


チャクモールで好きなマスクを挙げさせて頂きますと雑誌にも掲載されて有名な主に85.5〜6月頃に着用したプエブラ製・銀旧ラメ・青ふちどりのマスクや、82.12.3(いわき)vs藤波戦でのプエブラ製・緑旧ラメ・金ふちどりのマスク、82.6.25(札幌)猪木&ホーガンvsアンドレ&カネック戦で着用したプエブラ製・銀旧ラメ・小豆ふちどりのマスク、84.6.24(トレオ)vsドス戦で着用したプエブラ製・青シルク・銀ふちどりの4枚がベスト・オブ・チャクモールになるかなぁ。


86年春のシリーズで着用したプエブラ製・ピンクラメ・銀ふちどりのマスクも実に捨て難いのですが、旧ラメではないので却下したいと思います。