カネックの幻のテレビ・マッチで感慨深いのが1985年5月24日、ワールド記念ホール神戸での、ザ・コブラ&星野勘太郎vsカネック&エンリケ・ベラがあるのですが。
あの当時ワールドプロレスリング中継は自分の地元では3日遅れの月曜22時から放映してたわけですが
中学校の慣れない部活動で疲れて帰ってきて、始まる前に、または途中で眠ってしまわないように気を配りながら心躍らせながら楽しみに待ってたところ
……放送開始と同時に目に入ってきたのは予定外のスーパー・ストロング・マシンvsペドロ・モラレスだったんですよね。
一瞬、目を疑いギョッとして肝を冷やしながら 嘘だろう?! ってな気持ちで冷や汗たらしまくりながらマシンvsモラレスを見入り、これ終わったらコブラ&星野vsカネック&ベラをやるんだろな?!と疑心暗鬼になりながらも
マシンvsモラレスというヘビー級同士の一戦の後に階級が下のジュニアヘビー級のタッグ・マッチなんか放送するわけがなく、そのままセミ・ファイナルのWWFインター・タッグ王座決定戦の藤波&木村健vsマードック&アドニスに雪崩れ込んだんですね。
オレはもぉ涙目で藤波&木村vsマードック&アドニスを見てられませんでした。
あれは 悔しかったなぁ。。。
結果的にいうとカネックの試合は予想通りに普通にベラがコブラにフォール負けを喫した普通の試合に終わったのですが、ただカネックのマスク&コスチュームが素晴らしかったのです。
この日の出で立ちはプエブラ製の銀旧ラメ・青(紺色)ふちどり、頬の模様がチャクモールのマスクに、青ラメ仕様のショート・タイツ&青ラメ仕様のロング・タイツ、銀の膝当て&シューズというお姿!
…めっちゃ観たかったなあ…!!
カネック・マニアとして&ビデオ・コレクターとしてこのカッコ良い姿のカネックを収められなかったのは本当に惜しい事をしました。。。
大好きなプロレスに裏切られて 悔しくて 悔しくて
泣きたいくらいに 振り返るあの日々の日常は 何故か潤っている
どうしてだろう 何故なんだろう
きっとあの日のオレは純粋に日々を頑張っていたのだと思う
人は青春時代を懐かしむ
そのこころは 人は誰しもが 一生懸命だった頃を懐かしむもの
その人生に一番一生懸命な時代が青春時代
だから人は皆 青春時代を懐かしむのでしょう
もれなく自分もそうなのでしょう